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ティム&モーリー・オブライエン

セイント・アンドリュースという教会で2つのデュオ公演が開かれた。
一部マレート・ニ・ウイニー(アルタン)&マナス・ラニー(カパケリ)2部にティム&モーリー・オブライエン(写真右)マレートの声が教会に美しく響き渡る。
マレートとマナスはドニゴールのご近所さんということで、アルタンの公演がない時期、時々気軽に一緒に演奏するんだそうです。


ここでティムの妹、モーリーを初めて聴きました。素晴らしい。
彼女はこの後の様々なセッションにもひっぱりだこの大活躍。オルタナカントリー系ののびやかな素晴らしいシンガーで、ティムと声がはもって、いい時代のアメリカの感じ。この2人はすごい兄弟です。いつか2人で日本でも歌ってほしいな。



この日はコンサートのあと、フィル・カニンガム(アコーディオン)の誕生日パーティがパブで開かれた。
日本からの野崎洋子さんも驚いたことに同じ日が誕生日で、みんなで「ハッピィ・バースデイ〜」合唱。
野崎さんの後ろにいるのが、ジェリー・ダグラスというドブロの天才奏者、チーフタンズのゲストでも見たことあるますが、本当に名手です。




フィル・カニンガム、マレード(右)モーリー(左)とエディ・リーダーたちのセッションがパーティの片隅で。
贅沢なお誕生日会でした。

ナタリー・マーチャントとルナサ
一部はルナサ。2部がナタリー・マーチャント。
意外な嬉しい組み合わせです。
ケルティックコネクションのディレクター、ドナルド・ショーは、10000マニアックス時代からナタリーの大ファンで、このフェスに何年もオファーしてきたけれど、これまで全くうまくいかなかったらしい。
昨年夏にナタリーのレコーディングにルナサがNYで参加したと聞いて、再オファー。めでたくナタリーの出演が実現したわけです。
実は6年ぶりのナタリーの新作が春に登場します。そこに、ルナサも参加。クレツマー・バンドのバルカンの音、中国のアンサンブル、ウィントン・マルサレス、メンフィス・ボーイズ、等、ケイジャン、ブルーグラス、ジャズ、ケルト、レゲエ、R&Bと様々なサウンドがあり、しかも、全部がナタリーでひとつに成っているという傑作アルバム。

今回のナタリーのバックはギター2人にチェロの3人というアコースティクな編成。ドラムレス!
2000人のホールで思い切った編成です。
前半はルナサ、後半がナタリー、そして、途中ルナサが4曲共演。


ルナサのステージ。
左からケヴィン(ホイッスル)、キリアン(イーリアンパイプ)、ショーン(フィドル)、ポール(ギター)、トレヴァー(ベース)


オーチャードホールのような見事なクラシックホールなんだけど、ビール持ち込みOK。バーは長蛇の列。休憩は優に30分以上。バーは3、4カ所あり、公演前に、休憩時のドリンク予約もとっているという混み具合です。



何年かぶりに見るナタリー・マーチャントのステージ。
ナタリー、久々のヨーロッパ公演というのに、大リラックス。2曲目で、ステージ前に張っていた曲リストも破いたりして、その後は自由そのもの、、、。
新曲も沢山披露。
黒スーツに真っ赤なスカーフ。赤のタイツを覗かせて。



ナタリーのバックミュージシャン3人に、ルナサを加えたステージ。
「ケルティック・コネクション」と、おまじないのように胸の前で輪を描き何回も唱える。その度に会場から笑いのどよめきが聞こえる。


アンコールで急にルナサを呼ぶ。
後で聞いたら、そんな話は何もなかったそうな。
ナタリー「アイリッシュならこの曲、しってるでしょ」といきなり歌いだす。あわててケヴィン、伴奏。共演をつくっていく生のリハーサルを見ているようで、ハラハラ興奮した。さすがにルナサ、ぴったり寄り添い盛り上げた。


ステージはナチュラルでスポンテイニャスで「愛」に満ちていて、みんなを包み込む。
今回、久々に公演を見て、なぜ自分がナタリーを好きなのか、よりわかった。


グラスゴーで合流した野崎洋子さんと一緒に、ナタリーを囲む。

グラスゴー便り
東京はあったかい陽気のようですが、こちらは底冷えです。
来てから太陽を見たことがない。今朝は雪がふりました。



フェス「ケルティックコネクション」の全てのプログラミングをしているドナルド・ショー(カパケリ)。
気さくで、コンサートが終わった後のセッション会場で座り込んで呑んでました。


ダーヴィッシュとチーフタンズのダンサーたち。
日本で一緒にツアーをしたので、もう、すっかり友達です。


クリス・スタウト。
グラスゴーは彼の住む町。ムール貝パスタをご馳走になりました。
クリスは、カトリオーナとのデュオ、オーケストラの1stバイオリン、パイパーと競演、サルサ・ケルティカ、と連日あちこちのステージに出演。ひっぱりだこでした。
来年はフィドラーズ・ビドの10周年。日本でレコーディングした「ハンバート・ハンバート」をこのフェスティバルに招きたい!と張り切っています。実現するといいなあ。


グラスゴーより〜チーフタンズの日
チーフタンズがライ・クーダーを迎えて、フェスティバルのメイン会場グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホールという2500人くらいのクラシックのホールでコンサートを行った。チラシ併用のプロブラムには既にsold out となっていて、大変注目を受けていた。
チーフタンズの大御所4人(パディ、マット、ショーン、ケヴィン)にトリーナ(ハープ)、ジョン&ネイサン・ピラツキ、キャラのダンサー3人、それに、最近ずっと参加しているスコットランドの女性シンガー(良かった!)と、アコーディオン、ギターという11人編成が基本で、それに、ライ・クーダーが1部2部とも入り、メキシカンの6人編成グループ、スコットランドのパイパーたち、スコットランドの3人コーラス、更には、ソロ回しのとき、ティム・オブライエンが登場(2、3分の演奏だったが、きらりと光ってすごかった。)前週にソロの公演を行っていたカルロス・ヌニェスまで出てきて、めくるめく、絵巻物のような、それでいて、チーフタンズの芯がきちんと通った感動的ステージだった。
パディはますます元気で、チーフタンズは音が冴えて、ここにきてフレッシュ。
チーフタンズとは20年以上のつきあいになりますが、その間の出来事、いろんな歴史が思い出されて、感慨深いコンサートでした。トップのバンドです。


前列左から、パディ、ショーン、ジョン、そして、ライ・クーダー。
チーフタンズは何年かぶりのスタジオアルバムを今春、発売する。メキシコがテーマで、チーフタンズ&ライ・クーダーと言うクレジット。1年半をかけて、レコーディングしたそうな。パディによると一ヶ月ほどメキシコに一人で言ってレコーディングをし、その後、LAでも録音し、チーフタンズの他のメンバーたちはみなダブリンで、メキシカントラックの上にダビングしたらしい。ジャケットもメキシコのアーティストがオリジナルで書いてくれたそう。
パディ曰く「メキシコプロジェクトのアイデアは20年も前から考えてたんだ」
よかったね、実現して。いろいろゲストも入ってるようです。


メキシコ・チーム「Los Cenzontles」


後ろにティム、マンドリンで。
ティムが出ることはどこにも告知されてなかった。
実は、ライ・クーダーが事情でギターを持ってこなくて、リハの時からグラスゴー中のマーチンを試したけれど、どれもだめで、行き詰まったところ、話を聞いたティムが彼のギターを会場に届けてくれたんだそう。ライはとても気に入って「これ、買いたい!」と言い出したんですって。そんなこんなで、ティムが飛び入り出演したわけ。
グラミー賞受賞のティム・オブライエン!とパディに紹介されていたけれど、まさに!という素晴らしいソロをきかせた。


満場スタンディングオヴェイション。



カルロス・ヌニェスとマット・モロイ(チーフタンズ)。
スコティッシュ・シンガーに囲まれてうれしそう。

グラスゴーにて
グラスゴーのケルティックコネクションというフェスティバルに来ました。7〜8年ぶり2回目の参加です。
ケルティックコネクションは3週間に渡って、一日3、4会場で4〜5組のコンサートが町をあげて行われるという大きな国際フェスで、今年で15年続き、年々規模が大きくなっているようです。かつてここで、フィドラーズ・ビドやハラール・ハウゴーに出会ったのでした。
スコットランド、アイルランド、アメリカ、イギリス、カナダのケルト関係がわんさと、それに最近はかなりジャンルが広がって、今年はナタリー・マーチャントやアンジェリーク・キジョー、スウェル・シーズン、ホット・クラブ・オブ・カウタウン、カーポヴェルデのマイラ・アンドラーデや、ルーマニアのマハラ・ライ・バンダまで出演するという多岐にわたるラインアップ。100組ちかくのグループが参加しています。





到着早々に見たダーヴィッシュのステージ。ゲストにクラナドのモイア、ケイト・ラツビー、ヴェーセン、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルが出演という、ダーヴィッシュ結成21周年を祝った賑やかなステージ。
ダーヴィッシュのヴォーカル、キャシーは仕切りがたくましく、姐御肌発揮。



サルサ・ケルティカのゲストに出演したというリアム。残念ながらステージは見れず。昨年のこのケルティックコネクションにはマリのコラ奏者、トウマニ・ジャバテのステージに出演したそうで、どうやら、毎年、来ているようです。
最近、スウェル・シーズンのマルケタとチェコでコンサートをやったそう。また、ジャスティン・アダムスともレコーディングをするとか。今秋の「ワールド・ビート」のプラン、スタッフ・ベンダ・ビリリにジャスティン・アダムス&ジュルデ・カマラ(ガンビア)のことを話すと、アフリカン・ミュージシャンたちのゲストに出たいと申し出てくれた(笑)。リアムはソウルフルな白いアフリカ人なのかも。本人は以前「ぼくは前世はサムライだった気がする」とも言ってたな(笑)。



スコティッシュのブロッコリースープ。
しょっぱいけど、お湯で薄めるとイケル。


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