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アフリカ勢

日曜にドベ・ニャオレというコートジボワールの新星シンガーを日仏学院のフランコフォニー(フランス語圏)フェスティバルで聴いた。
コートジボワールってどこ?西アフリカ、そう、マリの南でギニヤやブルキナファソに隣り合わせた西アフリカの国。最近、ブルキナファソの黄昏ブルーズ・シンガー、ヴィクター・デメのCD発売をしたこともあり、あの辺の地図は妙に気になる。

ドベ・ニャオレは27歳の可愛い女性シンガーで西アフリカのテイストとポップさがうまく混じっている。5つか6つの言語で歌い、リズムもいい。西アフリカ独特のダンスもこなし、聞くと12歳から歌とダンスをやっているそうな。もう3枚もアルバムが出ているという。新作は「Djekpa La You」。以前、富山ヘリオスでもライブをしたらしいが、今回はフランコフォニーの一夜だけ。フジロックなんかに出ると受けるだろうに。

そう、アフリカは才能の宝庫です!!

アシャのこともよく知っていて、ロンドンのバービカン劇場で共演したらしい。そういえば、アシャは今レコーディング中、コノノNo1も間もなく新作を発表するようです。いいですね。

チーフタンズの新作



パディは凄い人だ。
CD「サン・パトリシオ」を聴いた。
多くのメキシカンたちと共に、チーフタンズはますます活力を漲らせ、もう完璧な域に入ってきましたね。

「サン・パトリシオ」とは「聖パトリック大隊」という意味だそうで、19世紀後半におきたアメリカとメキシコの戦争で戦ったアイリッシュ移民たちの部隊。アメリカはこの戦争により、敗れたメキシコからカルフォルニアやニューメキシコを得た。
その頃アイルランドはイギリスによる支配下ジャガイモ飢饉にみまわれ、アイリッシュたちは自国で飢え死にするか、海を渡り生き抜くかの、決死の覚悟でアメリカに移民してきた。
そして、大国アメリカによる支配戦争に駆り出されるも、しかし、戦闘中、米国軍を捨て、メキシコ軍側にひるがえり、戦い、そして敗れ、彼ら「サン・パトリシオ」は処刑されたという話。彼らはメキシコ側では今も英雄として称えられているそう。
これが今回のメキシコ・アルバムのテーマ・スピリットとなっている。

パディ言。
「ひとりで、砂漠の夜、彼らは、何を夢にみたか?
彼らは、故郷を想ったのだろうか?
そこにメキシコ人がいたなら、音楽があったに違いない。
そこにアイルランド人がいたなら、絶対に、音楽があったと確信する。
音楽には、いつも異なる歴史があり、過去を思い出す独自の方法を持っている。戦いなどとは関係なく、より古い記憶、そして、時代を超えた愛、悲しみ、そしてどんなだったろうと夢想させる。
ライがある日僕に言った。
「ロサンゼルスはまだメキシコの町だ」と。
それは古い時代の声のように思えた。
それは、まるで彼が未知なる新世界をさらけ出す為に、沢山の砂に覆われたかの何百年間もの歴史を吹き飛ばしたかのようだった、理解はむずかしく、しかし、その可能性に、、、。」

このような話を想像しながらアルバムを聴くと、ますます、興味が尽きない。
リアム・ニーソン(アルバム9曲目)は何を語っているのだろうか。
とにかく、素晴らしい、パディとライ・クーダーのセンスが光るチーフタンズならではのアルバムです。

清水靖晃@トリフォニーホール



清水靖晃&サキソフォネッツとコントラバス4本による「ゴルトベルク変奏曲」公演が無事、終わった。
終わってしまって淋しいとスタッフが口にする熱のこもったホットなプロジェクトだった。この日の為に書き上げた清水の世界初演作品。
一部ではイントロの清水のソロにはじまり、変奏曲1番から15番まで、休憩後、16番から30番まで演奏。
清水はずっとテナー、左右の2人がほとんどバリトン、もう2人はソプラノやアルト、という編成。コントラバズとパリトンが低音域をいって、ソプラノサックスが上をいき、核(おいしいところ?)を清水が決める!というわけ。
全くの生アコースティック。
確かにゴルトベルクだけれど、なんというか清水の世界に練り上げられていた。ミュージシャンたちも巧く、適度の緊張感がありモダンなゴルトベルクだった。
アンコールは清水のインプロ・ソロから、無伴奏チェロ組曲No1ジーグへ。サキソフォネッツがフロントに出てきてテナーばりばりの低音が効いたプレイで会場を沸かせた。

コンサートは冒頭一番からずっと曲間に拍手がつづいた。
実はこのバッハ「ゴルトベルク変奏曲」は毎年のトリフォニーホールの企画であり、ピアノ奏者やチェンバロやいろんなアーティストが登場しているが、曲間の拍手は今まであったことがなかったと休憩時間にホールの人から聞いた。クラシックの世界だ、なるほど。1曲ずつは2分弱と比較的短かく、確かに、短い曲はそのままじっと耳を澄まし、次を待つといい気がする。で、2部は拍手をせずに、集中してじっとしていた。しかし、盛り上がった演奏ではついつい、大拍手してしまった(笑)。
やっぱ、やすあき空間ですから。つい、つられました(笑)。いいコンサートでした。
無伴奏チェロ組曲の公演から今回10年目。今度は2年くらいで、是非、次のバッハを。
あ、それに今回のゴルトベルクもまた聴きたいな。